住民が小学生90人に指導

(1999年3月3日、毎日新聞)

郷土料理「ツワブキの葉の押しずし」一晩固め、きょう試食

三重県度会郡南島町古和浦
島津小学校

地元の郷土料理を子供たちに伝えようと、三重県度会郡南島町古和浦地区住民が1999年3月2日、地元の島津小学校生に、ツワブキの葉を使った押しずし作りを指導した。

初午、結婚、出産、新築祝いに振る舞う
防腐や解毒効果あるというツワブキの葉

押しずしは、漁業が盛んな南島町内でも古和浦地区だけで作られる郷土料理。町内の山林で採れ、防腐や解毒効果があるというツワブキの葉を木の箱に敷き、砂糖醤油に漬けた魚や甘辛く煮た野菜などをすしごはんと一緒に入れ、押し固めて作る。かつては初午(はつうま)や結婚、出産、新築祝いなどに作り、親類や近所に振る舞ったという。しかし、作る手間がかかることやツワブキの減少などで、作る機会は年々少なくなり、食べたことがないという子供も多い。このため、島津小学校が学校と家庭、地域の連携事業として、押しずし作りを計画。JA伊勢や地元漁業者も協力し、米や魚を寄付した。

古和浦漁協水産加工場

島津小学校近くの古和浦漁協水産加工場で行われた押しずし作りには、全校児童90人が参加。校内清掃などを行うときの縦割り班5班に分かれ、住民約20人の指導を受け、押しずしに挑戦した。

すしごはんやニンジン、ゴボウ、薄切りにしたカンパチやハマチ

押しずし用の箱は、縦約20センチ、横約10センチ、深さ約5センチ。児童らは、その底にツワブキの葉を敷き、その上に1日午後に手分けして準備したすしごはんやニンジン、ゴボウ、薄切りにしたカンパチやハマチなどを順番に重ねた。計40箱、100人分以上が出来上がり、一晩押し固めた後、3日の昼食で地区住民らとともに試食する。島津小学校6年の鳥本宏紀君は「作るのはもちろん、食べたこともないけど、思っていたよりうまく出来た。早く食べてみたい」と話していた。(GGC)

近江八幡の10小学校で郷土料理が給食に お講汁など

(2001年1月26日、朝日新聞)

郷土と姉妹・兄弟・夫婦都市シリーズ

滋賀・近江八幡市教委

近江牛のしぐれ煮に、お講汁、デザートはでっちようかん--。滋賀県近江八幡市の市立小学校10校の給食に25日、こんな郷土料理が登場した。近江八幡市教委が給食週間(2001年1月22日-26日)に企画した「郷土と姉妹・兄弟・夫婦都市シリーズ」だ。

韓国・密陽市編、米国レブンワース市編、静岡県富士宮市編
ビビンバ、トック、キムチ、ベイクド・ビーンズ、ブロッコリーサラダ、チーズケーキ、マスのてんぷら、関東煮、ワサビあえ

原価を200円台に切りつめるため、食材は10校が共同で購入し、お国柄と郷土色を演出した。2001年1月23日の「姉妹都市・韓国・密陽市編」ではビビンバ、もちが入った韓国風の雑煮トック、キムチ。1月24日の「兄弟都市・名誉市民のウィリアム・メレル・ヴォーリズの生誕地、米国レブンワース市編」ではベイクド・ビーンズ、ブロッコリーサラダ、チーズケーキなどの献立。最終日の1月26日の「夫婦都市・静岡県富士宮市編」は、せん茶入りの衣で揚げたマスのてんぷら、関東煮、ワサビあえが出る豪華さだ。

近江八幡市本町、市立八幡小学校

近江八幡市本町5丁目の市立八幡小学校(田中繁一校長、786人)では、給食週間中、給食前に各教室で担任が料理を解説し、父母の試食会や給食調理員に感謝する会もしている。

郷土料理、ブラジル料理
滋賀県八日市市

滋賀県八日市市でも週間中(2001年1月24日-30日)には、県の郷土料理や市の地場産物を使った料理、ブラジル料理が出る。(GGC)

板前さんが腕を競う、第4回全国日本料理コンクール

(1990年3月15日、毎日新聞)

日本料理研究会主催

都立産業貿易センター

料亭やホテルの板前さんが腕を競う「第4回全国日本料理コンクール」(日本料理研究会主催)が1990年3月14日、東京都港区の都立産業貿易センターで開かれた。

農水大臣賞
春の食膳

郷土料理、現代日本料理、食膳(ぜん)の3部門に出品された計105点の料理は、いずれも色、形、全体の調和の三拍子がそろった芸術品ばかり。食膳の部の農水大臣賞には神奈川県の高石さんの「春の食膳」が選ばれた。

多くの家庭で台所を守っているのは女性なのに、コンクール出品者に女性はゼロ。審査員24人中の女性もわずかに1人と、板前さんの世界は相変わらずの圧倒的男性上位。奮起されたし、女性グルメの皆さん!