超高齢化社会にならんとしている、日本の実情を考えれば、その対策について、高齢者も若者も自分の問題として、関心をもたねばならない問題なのである。
2)年金(年金保険)
現在は、各種の年金が存在する時代であるが、公的年金のみを取り上げることにする。
年金は、老齢、廃疾、死亡の場合に年金の支給を受けることによって、保険加入者およびその家族の生活を安定させようとするものである。
"国民皆年金"を目標とした、わが国の年金制度は、1961(昭和36)年に、スタートしたのであるが、当時の日本は、まだ、高齢化社会ではなかった(「国民年金法」の制定は、1959年で、高齢化社会となる11年前)こと、高度経済成長期の上り坂であったという社会情勢であったこともあり、その後の高齢化社会についての見通しが、現実的でなかった面があったために、局齢化社会を乗り切るための年金制度の抜本的な見直しが必要となり、1986年、「新年金制度」として、再スタートしたのである。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。