消費者問題・・・三上靖史

消費者問題は、高度経済成長期の「生産第一主義」の副産物として、登場したものであったが、その後においても、内容の異なった問題が絶えず出現している。

高度経済成長期以降の日本では、「売らんかな主義」の傾向が強く、そのためのトラブルが少なくなかったのである。

また、情報に惑わされた結果の"物不足感"による、買いだめ、買い走りという、好ましくない行動によって、かえって、消費者が自分たちの被害を大きくしてしまう場合もある。

最近の例では、「米の不作」を理由とした、米不足騒動があるが、米の収穫期から半年近くも経過してからの騒動は、人為的としか思えない問題であったが、消費者が冷静に対処しなかったために、問題を大きくし、「米かくし」(売り惜しみ)によって、利益を得た者がいた一方で、高い米や望まない米を買わされる結果となった消費者の損害の構図は、石油ショック(1973年)当時のパニック(デマや誤解によって、消費者が買いだめに走った)を思いおこさせるものである。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。

このブログ記事について

このページは、-が2014年6月26日 14:09に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「年金は・・・三上靖史」です。

次のブログ記事は「消費者問題の被害者となかないためには・・・三上靖史」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。