「はあ、二十日にお休みに入りまして、二十三日に出かけました」
と返ってくるだろう。
そこで「計画はいつごろから」になれば話は前進する。
ところが、ここで、「そりゃあ、お忙しいことでしたね」といってしまうと、話の腰を折ることになる。
あんなふうに聞いてみようか、こんなふうに質問してみようかと、少なくとも相手との用件がわかっている場合には、その人に会うまでに、一応の荒筋を立てておくのも楽しいものである。
そして大切なことは、いざ、その人に面と向かったら、考えてきた筋や質問は九十パーセントは忘れて、あとは自然な流れにまかせ、ときおり、それを見出して話を進めていく心の自由な働きである。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。