"3K"なる言葉がひろまるにつれ、就職希望の学生たちからますますソッポを向かれている観のある"重厚長大"産業だが、いわゆる人気タレントを使ったCMをテレビで流したおかげで、就職を希望する学生がドッと押しよせてきたという。
このことが象徴するように、多くの学生が就職する企業を選ぶ基準というのは、きわめていいかげんなもののようだ。
"イメージがよさそう"とか"カッコよさそう"といったことで就職先を決める学生が多いのが現実である。
そうやって、希望の業種の、希望する大企業に就職できた学生たちのなかにも、就職して一、二年でやめていく人が少なからずいる。
彼らは、「与えられる仕事がイメージとちがった」とか、「思っていたよりキツイ」といった理由で退職していく。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。