仕事のおもしろさに目覚めるまえに、「仕事がつまらない」「職場の雰囲気が自分の体質に合わない」などといった理由で、どうしても会社をやめたくなる新入社員もいるはずだ。
そんなときはどうしたらよいのか。
いま、大企業のトップに立っている人たちのなかにも、入社いらい一度も会社をやめようと考えたことのない人など、おそらくいないはずだ。
そんなとき彼らをふみとどまらせたのが、目標に照らして、自分のおかれた環境のどこかに、いい点をみつけ出そうと努力したという点だ。
ある人は、人間関係にイヤ気がさしたが経理の知識を深めたいと、またある人は、仕事はキツイが営業のノウハウをものにするためと、会社をやめるのをふみとどまったのである。
人は、いったん悪いところが気になりだすと、いい点には目がいかなくなりがちなものだ。
しかし、どんな職場でも、悪い面しかないということは、まずないものだ。
悪い点が気になり出したら、そのときは、自分の目標に照らし、会社のいい部分を探す努力をしてみることだろう。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。