2015年9月アーカイブ

上司である部長から部員の一人が、社長やほかの上司に報告しておくように指示された場合、「部長は"お前から説明しておくよう"おっしゃいました」

といったいい方は間違い。

「お前」という表現は、部長に対して自分自身をへりくだったもの、「おっしゃいました」は、部長への尊敬表現です。

ことばの上では、誤りとはいえないのですが、ノのことばが正しくは伝えにくいだけに、謙譲表現としての「お前」がぞんざいな形で受け取られ、聞き苦しい表現となるわけです。

こうしたときには「部長に私から説明するよう、いわれました」が正解。

より丁ねいには「私から、ご説明申し上げるよう、いわれました」となります。

また、説明するよう指示した相手が他社の人という場合には「おっしゃいました」のようにいいます。

この例のように、第三者が間に入っての敬語の使い分け、意外に複雑ですから、十分に注意しましょう。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。

たばこをめぐる状況

一昔前のファッション誌ではピシッとスーツをきめたビジネスマン/ウーマンがたばこを片手にいかにも有能そうな表情を作っている。

紫煙のたつところ仕事ありというイメージがそこにはあった。

しかし時代と人々の意識はここ十年の間に大きく変わった。

健康志向がライフスタイルの中でクローズアップされる今、たばこを吸わない人が急増している。

駅構内での終日禁煙も格段に増えたし、ファーストフードの店にも禁煙席が登場している。

嫌煙権という言葉もすっかり定着し、喫煙者の脇でじっとガマンをしてきた人が、堂々と嫌煙論を述べるようになった。

オフィスでも禁煙を実施するところが増えている。

一方愛煙家も譲らず、たばこをめぐる状況は混乱し、新たなマナーが望まれている。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。

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