一昔前のファッション誌ではピシッとスーツをきめたビジネスマン/ウーマンがたばこを片手にいかにも有能そうな表情を作っている。
紫煙のたつところ仕事ありというイメージがそこにはあった。
しかし時代と人々の意識はここ十年の間に大きく変わった。
健康志向がライフスタイルの中でクローズアップされる今、たばこを吸わない人が急増している。
駅構内での終日禁煙も格段に増えたし、ファーストフードの店にも禁煙席が登場している。
嫌煙権という言葉もすっかり定着し、喫煙者の脇でじっとガマンをしてきた人が、堂々と嫌煙論を述べるようになった。
オフィスでも禁煙を実施するところが増えている。
一方愛煙家も譲らず、たばこをめぐる状況は混乱し、新たなマナーが望まれている。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。