朝礼を毎日きちんと実践している会社は、社員の心が一つにまとまっており、とても良い雰囲気と、すぐれた業績をあげているものです。
例えば松下電器の有名な朝会(夕会)がその典型といえますが、このなかで経営方針を繰り返し繰り返し徹底することにより、あの「松下教」といわれる程の、驚くべき強固な意志統一、コンセンサス作りを実現し、立派な会社に作り上げることができたのです。
これを見てもわかるように、朝礼は毎目の繰り返し教育の場といっていいでしょう。
「松下電器に入社したなら、経営方針にとりつかれるものと覚悟せよ」とまで教えこんでいるそうですが、ほんとに凄いものですね。
ところで、各社で毎日朝礼を実施する場合、仕事上の通達や注意をしたあと、三分間スピーチをする場合が多いのですが、そのスピーチがたいへんだと頭をかかえる人が多いのです。
監督者の場合でもそうなのですから、ましてや一般の社員の方が、交替でスピーチをするとなると更にたいへんです。
それがいやで、当番になると腹痛になって休む人もある位重荷になるらしいのです。
しかし、人前で話をする程自信のつくものはありませんので、できるだけ進んでスピーチをするように心がけたいものです。
場数をふみ、馴れてくる程、ますます自信がつき、上手になり、人間的にも成長してゆくものですから......。
そうした朝礼用の話材をいろいろと用意しましたので、どうぞ御活用下さい。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。