四Sについて、もう少しくわしく説明いたしましょう。
まず整理ですが、これは要らないものを捨てること、処分することです。
この整理をしないで整頓をするのはたいへんムダなことです。
家庭でも会社でも、良く見てみると、不要品がずいぶんたくさんあるものです。
いつかは役に立つだろうと大切に保存していると、物はどんどん溜まってしまい、たいへんなスペースを占領してしまいます。
そのために仕事がしにくくなったり、高い家賃を払ったりするのは、実にバカげたことです。
整理すべきものの第一は書類です。
コピーという便利なものができたばかりに、書類は五倍から十倍も増えたといいます。
なかには書類で城壁を作って、そのなかに首を突っこむようにして仕事をしている人もあります。
その書類も古くなって色があせてきているのに、大事にとっておくなんておろかなことです。