秋の彼岸会とお墓まいり

彼岸とは正確には、春の彼岸のことであって、秋の場合は秋の彼岸と断わるのがふつうであると前にのべましたが、とくに断わっても断わらなくても、秋のお彼岸もお彼岸であることには変わりありません。

九月二十四日ごろの秋分の日を中日として、その前後の三日ずつを合わせた一週間のお彼岸には、各寺院とも往生の本願をとげさせるため、彼岸会をいとなみますし、家庭でも仏壇を掃除したり、仏具をみがいたり、おはぎをお供えしたりして、お坊さんにお経をあげにきてもらい、お布施をつつみ、お墓まいりをして、花や線香を手むけ、ご先祖や亡くなったかたたちの冥福を祈ります。

寒いも暑いも彼岸までで、中日を昼夜等分として、春はこれより漸次(ぜんじ)昼間が長くなり、夜は短く日ごとに暑くなっていったように、秋の彼岸ともなれば、昼夜はまた等分の中道となり、気候もまず暑さの峠を越したというところです。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

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このページは、-が2017年11月 3日 12:20に書いたブログ記事です。

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