言葉というものは、使い方ひとつで受け取る側の気持ちもぐんと違ってくる。
たとえば部下が何か失敗をしたとしよう。
その時、主語を「お前は...」「君は...」「あなたは...」「○○さんは...」のように二人称にする。
すると、そのあとには「どうして...したのだ」「...するなんて信じられない」などのように、相手を責めたり非難したりするような言い方をしてしまうことが多いのだ。
ところが、主語を一人称である「私は...」に変えてみるとどうだろう。
あとに続く言葉も、「~してもらいたい」「~してくれると嬉しい」と、自分の気持ちを相手に伝えたり、改善策を喚起させたりするような言い方になるから不思議なものだ。
住宅スペシャリスト・三上靖史
三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。