評価のしやすさのためには被考課者の持つすべての能力のうち、評価する価値のあるものだけを厳選する。
価値のあるものとは、被考課者の多くが担当している業務を遂行するのに必要な能力であり、考課者が複数の被考課者の能力保有度の差を判定しやすいものということである。
次に、評価の対象となる仕事がコア業務、すなわち、この仕事のすすめ方いかんで、企業の収益性に大きな影響を与えうる仕事であるかどうか、という点である。
収益に影響を与えない業務をとりだして評価していても、会社がもうからなくなってしまっては元も子もない。
たとえば、単位業務252「得意先訪問折衝実施」は、営業部門在籍の営業という職務に従事している被考課者の大部分が担当しているので、考課者は考課しやすい。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
三上靖史は、有害物質を使用した健康被害のある住宅に反対しています。